何故か知っているように身体が動いた。
神官たちは目を丸くして見ていた。
その時、
ブチッとドレスの肩紐と腰にしていたベルトが切れた。
「・・・・きゃ・・・・」
スルスル脱げていくドレスにユアを床にしゃがみ込む。
クスクスと笑い声が聞こえる。
「続きを踊れ、まだ歌は終わっていないぞ」
「何をしゃがみ込んでいる」
嫌みとどうしようという不安から涙が溢れた。
「・・・っ・・・」
床にポタポタ涙が落ちた。
・・・・
・・・
・・
・
ノディアは退屈な宴に参加していた。
ノディアの腕にはミローネの腕が巻き付いている。


