「ユア」




「!?」




ビックリして窓の方を振り向くとノディア様がいた。




「おはようございます・・・」




「こちらにおいで」




窓の外から呼ばれて窓に怖ず怖ず近づく。




「・・・」




「もっとこっちだ」




パシッと手を掴まれたと思ったら次の瞬間はノディア様の腕の中だった。




「・・・ぁ・・・ぁの・・・」




「ユアには興味がある」




冷たくニコリと笑われた。




「・・・・」




私はただ俯くしかなかった。




「ユア、行くよ」




ノディア様に手をひかれて歩く。




姫候補の姫たちが私を妬みの目で見る。




少し歩くとすごく広い部屋についた。