用意されたドレス。
いつものドレスと何だか違う。
「・・・アロ、このドレス」
「ミローネ様がユア様にと・・・」
ミローネ様・・・・名前だけで苦しくなる。
ノディア様はきっと私なんか忘れる。
ミローネ様からねドレスを着た。
なんか私・・・この世界にきてから弱くなったなぁ・・・・。
キラキラと輝く小さな宝石を身につける私。
でも、どんなに着飾って綺麗にしても神官たちからは認めてもらえない。
ユアは会場の広間に向かう。
広間に入るとたくさんの人でごちゃごちゃしていた。
「・・・」
「ノディア様とはご一緒じゃないんだな・・・」
「ノディア様とミローネ様はお似合いだ」
コソコソと話し声が聞こえる。


