ノディア様は・・・ミローネ様を抱いたの・・・・?




鈍器で殴られたような感覚。




「・・・ぁ・・・私・・・わかりません・・・すいません・・・」




この一言だけ言って私は走り出す。




当たり前のこと。




だってノディア様は王様。




まだ側室の姫候補だってたくさんいる。




・・・そんな私だけのはずはない・・・・。




グン。と腕が誰かに掴まれた。




「ユア、どこに行く?」




ノディア様・・・・。




「どうした顔色が悪いぞ」




「ぃ、ぃえ・・・・」




するとノディア様は私を抱き上げて寝室に向かう。




ミローネ様も抱かれた。




あの寝顔も甘い声も・・・・・。