「ぁ・・・・あの・・・さっき何と言ったのですか・・・?」




「・・・さっき・・・?」




艶やかな声が耳元で聞こえる。




身体がビクリと震える。




「廊下にいるミローネ様に言った言葉です」




ノディアにきつく抱きしめられていたユアの耳には届いていなかった。




ノディアは少し口角をあげた。




「何でもない。」




クスクスと笑うとノディアはユアの唇を奪う。




「・・・っふ・・・・んん・・・」




「今は感じていればいい。余計な言葉などいらない」




キラキラと太陽に反射する栗色の髪。




ユアはただされるがままに感じていた。




・・・・
・・・
・・





ユアはうっすらと目を開ける。




隣には温かみがある。