真木が教室から
居なくなってからも
麗奈の口を塞いだままで
肩を叩かれるまで
気づかなかった。




「んぷはぁー
苦しかった…
那津酷いよ!」


「だって麗奈が
真木の話をしてた
って言いそうになるから!」

「え、なに?
いっちゃダメなの?」


「べ、別に
そうゆう訳じゃないけど…」

「てか真木さ那津のこと
また下の名前で呼んでたね」

「さすが馬鹿☆」



「馬鹿って言うな!」