「そっか。」




先輩はニッと笑った。




「……そのマーク何?」





天狼先輩は、部屋の壁に貼り付けてあるカレンダーのマークを指差した。





「あ、えっとね…私の誕生日……でして…。」




自分でマークしてるって変かなあ…?




「……7月7日……か。」