「うちが一緒に行く!」 珠樹は苛立った感じで私を保健室に連れて行った 先生は偶然いなかった。 「っで、赤どうした?」 無言で涙が落ちている携帯を渡した。 「そっか…」 なんで、珠樹ほっとしたの? 大切な夢雨のことなのに。 「これは、本当だよ…でも、夢雨は後悔とか悔いはないと思う。」 なんでそんなこと言い切れるの? 「なんで?苦しいに決まってる…」 私なんか比べ者にならないくらい苦しいに決まってる。 「いや、父親とも母親とも血は繋がってないんだ。」