「じゃ、僕はそろそろ帰るよ」 「うん。わたしも帰ろっと」 とろとろとした熱の中。 いつの間にか地面に落ちたアイスは溶けてて。 「陸くん、ばいばーい」 手を振って笑うそのとき、 陸くんと別れるそのとき、 少しの寂しさを感じた。