ふーっと盛大なため息を吐いた孝太は「そうじゃなくて」と言った後、自分の頭をクシャッと掻いた。 「な、何よ?」 「もしかして、覚えてないんですか?」 「はっ?」 「……もう、いいです」 そう言うと、孝太は自分の席に戻ってしまった。