「ふぅん。なんか孝太は浮気と思わずに浮気しちゃうタイプかもね…… 今まで、付き合った事が無かったわけだし。 友達とそれ以上の線引きが曖昧そう。 それに、孝太にその気がなくても、相手が勝手に盛り上がったりしてさ。 おまけに性格は素直でイケメンでしょ。 女の子にごり押しされたら、断れそうにないし。 うわぁ、考えただけでも大変そう」 みどりの声は弾んでいた。 「何か楽しんでない?」 「まあね。だって昼ドラより面白そうなんだもん」 みどりはペロッと舌を出した。