気まずい気持ちで会社に出勤すると、まるで何事も無かったかのような、原口係長の素振りにショックを受けた。 原口係長にとっては、一晩一緒に過ごすことなんて、珍しくはないのかもしれない。 勿論あたしだって、特別な関係になれると期待していたわけじゃない。 『抱いてください』と迫ったのは、あたし。原口係長はそれに応えてくれただけ。 だから、割り切らなくちゃと想うのに。 どうやっても視界に映りこむ、原口係長の一挙一動が気になって仕方が無かった。