「止めるか?」

男の人は好きじゃなくても抱けるんですよね。

わかってます。だから、精一杯の強がりを。


「あんなキスして、止めないで下さい」

バカみたい。本当は好きだって言って欲しいのに。

原口係長は薄く笑って、あたしの鎖骨にキスをした。


滑るようにあたしの肌を撫でて、下着に手をかける。

そして、あたしは原口係長の下で裸になった。