孝太の腕の中に閉じ込められて、じっとしたまま孝太の言葉を聞いていた。 ドキドキと孝太の鼓動が伝わって、なんだか、あたしまで胸が苦しくなる。 「だから、そんな気持ちで付き合っているってこと。わかった?」 「……う、うん」 スゴく、嬉しい。もう別にいいや。 プロポーズがいつだって。孝太が待っててと言ってくれるなら。 「何?その歯切れが悪い感じは……」 「え、」 「もっと、喜んでくれるかと想ったのに」 今度は孝太がムッとしたようにソッポを向いた。