泣き顔にサヨナラのキス



丁度良いタイミングで、運ばれてきた砂肝とつくねに各々手を伸ばす。


「いつも思うけどさ、お前って幸せそうに食べるよな」


「あーっ、それよく言われます」


「だろうな」


目尻にシワを寄せて笑う原口係長に、一瞬ドキッとしてしまった。


孝太にはない、大人の色気というヤツだ。