外にでると、その陽射しに目を細めた。日焼け止めは塗ったし。 背筋を伸ばして、颯爽と歩く。 ……本音を言えば、デートしたい。 なんて、ダメダメ。ちょっと女々しすぎる。 お目当てのカフェに到着。 表の黒板に書かれたメニューにさっと目を通して。 ドアに手を掛けたその時、あたしは見てしまった。 そっと、音を立てないように手を離して。 それからは、がむしゃらにただ歩いた。