昼休み、彼女のあとを着いていくように梶間食堂に向かう。
すらりと伸びた脚に、バランスのよいスタイル。
悔しいけど、後ろ姿でも勝てる気がしない。
この彼女があの夜、捨て身で孝太に迫ったのかと思うと、何とも言えない気分になった。
あたしに、同じことが出来るだろうか?
二人のランチに梶間食堂を選んだのは正解だと想った。
少々声を荒げても誰も気にしない。いや、気が付かないからだ。
お茶を啜って、緊張を解きほぐそうと咳払いをする。
真っ直ぐに彼女を見たとき、彼女も同じようにあたしを見ていた。
そして、少しの間の後、彼女が話始める。


