「いいよ。カナがそんな顔しなくても」 ポンポンとあたしの頭を優しく叩く。 あたしの方が孝太に、励まされているみたい。 あたしは、先輩なのに。 「……」 「カナのキスとご飯で元気もらったし」 「それぐらい……」 「本当はもっと、カナの色んな顔を見たいけど、今日は帰るよ。ごめんね」