泣き顔にサヨナラのキス




「いいよ。カナがそんな顔しなくても」


ポンポンとあたしの頭を優しく叩く。


あたしの方が孝太に、励まされているみたい。


あたしは、先輩なのに。


「……」


「カナのキスとご飯で元気もらったし」


「それぐらい……」


「本当はもっと、カナの色んな顔を見たいけど、今日は帰るよ。ごめんね」