泣き顔にサヨナラのキス



「あのさ」


「うん?」


「俺、わからないんだよね。言ってもらわないと……」


背中を向けたまま話し出す孝太。


こんなに近くに居るのに。手を伸ばせば、触れられるのに。


ちゃんと目を見て話さないと言葉の意味も理解できない。