「あの、眉毛書き忘れてませんか?」


「はっ?」


「鏡見た方がいいですよ」


そう言い残して、山本さんは始業の五分前から仕事に取り掛かった。



鏡を見て愕然とした。


――…麿じゃん


これで、うどんを食べに行ったよ……。


って言うか、孝太は何で教えてくれなかったのよ!?


ハラタツ!!