これ以上、言ってはダメ。 頭ではそう想うのに、一度昂った感情は容易に抑えられなかった。 「昨夜だって、何?」 孝太は静かにあたしを見詰め返す。 「あたし、見たの。孝太の部屋に二人で入る所を」 「えっ?」孝太が驚きの声を上げた。