山本はるかさん、それはどうなの? 「定時内に出来る範囲でお手伝いをしています。孝太君と原口係長の指示は、解りやすくて、遣り甲斐があるんです」 マシュマロなんかじゃない、スパイシーチョコレートのようなクセのある女の子だと思った。 「そう言うことなら、無理の無い範囲で頼みますよ」 課長が口を挟んで、この話題は終わった。