泣き顔にサヨナラのキス

    

イヤだ、恥ずかしい。


「カナ?家にあげてよ」


「あっ、ごめん。どうぞ」


「何?顔を真っ赤にして。あーもしかして、キスして欲しかった?」


「なっ、」


「うわっ、カレーのいい匂い」


孝太はあたしの横を通り過ぎてキッチンに入ると、無邪気にはしゃぎだした。


「ポテトサラダもあるんだ、俺好きなんだよね」