泣き顔にサヨナラのキス

    

「いや、あの……」


「今夜、お仕置き決定。覚悟して下さい」


孝太はぷいっと、そっぽを向いて、振り返らずに事務所を出ていった。


ちょっと、孝太、お仕置きって?


ええっ?


近くに人が居ないからって、何言ってるの?


そう思いながら、今夜一緒に居られると思うと、自然と顔がにやけてしまった。