泣き顔にサヨナラのキス

   

「カナ……」


「んっ、……あっ」


孝太の胸に顔を埋めると、鼓動が直接耳に届く。


こんなに、近くに居るんだね。


背中に腕を回して、ギュッと力を込めた。


孝太が何処にも行きませんように……


そんな願いを込めながら。