テクノ地区では塾に送るのが忙しい母親や、
子の習い事に必死でライバルになりすぎてギスギスした母親であふれ帰っており、


こんな風に会話をしているのは珍しい。

しかも、
手には買い物袋を下げている。
テクノ区では、買い物は全てインターネットで頼むため、
主婦はわざわざ安い店を求めて三千里したりしない。

いつでも新鮮な食材がお家で帰る。
こんな歌い文句である。


実際テクノ区では、
科学の力を駆使して作ったフルーツや野菜がある。


虫に喰われた野菜やフルーツを自分のご自慢のクソガキに喰わせるのが嫌だという潔癖な母親には、大ウケらしい。


テクノ区には、

テクノ中学というそれこそ、名前が意味不明な中学がある。エリートしか通えない中学。