「私と一緒に居てくれますか?」


「・・・・・」

「冗談です」


観覧車が終わり、
彼女は成仏するのみになった。

俺には見えないが、
寺崎の体から出た彼女は、そこに居るらしい。


「そろそろ」
寺崎がいう。


「次生まれかわったら、お二人に会いたいです」


そういって彼女は、

その時。


「だめだーーーーーーーーー」