「あなたの友達、寺崎さんはお寺に、施設を作ってる?」
「なんで寺崎を」
ああ、そっかこいつは
建月の義妹か。
「果たして、それは精神病者の集まり?
寺崎と言う者の、信者?
彼は人間を愛せない?」
一体、この娘はなにを?
「翻訳機の調子が戻ったわ」
コツン。と翻訳機をたたく。
少女。
「ねえ、あなた、寺崎さんのお友達?
寺崎さんの家に居る少女達になんの疑問もなかった?あの少女達は、どうして?あそこに居るのかしら。
って、
寺崎さんは、定期的に少女達を自殺に追いやってるのかもしれないわ」
少女は歌うように言う
「彼は幽霊を愛しているから」


