「でも、まあ」
「?」
「その友達に言っておけよ」
「?」
「人間になったんだから、楽しめばいいって」
「はあ?何を楽しむのよ?」
「人間でしか感じれないものとか、めいいっぱい体で感じればいいんじゃねーの?」

「つまり性交のこと?」
「俺の決め台詞を卑猥な方に持っていくのはやめろ!」


その後、また明日。
と挨拶をし、俺達は別れた。
いつまであいつが人間でいられるか、ふと頭によぎったが、
そんなことは考えないことにした。