「どういうことですの」 「え?何?何?」 「他人の鉛筆を取って問題になったそうですわ」 「社交性がなくなったんだよ。 だって、他人が傷つくって感情分からないから」 「あなた!ふざけ…」 「それを分かっていたんじゃないのかな? うーんとつまり、人工的に作った自閉症みたいな感じだよ」 「ふざけないで下さいまし!」 「いや。だって感情無くすって、共感とかそういうのもなくなるんだよ」 「もう。結構ですわ」 「捨てるの?」 「もうあの子はいりません」「分かったよー。こっちで処分するから」