すごいなあの少年。 あるめりあと同い年に見える。 あれが天才だ。 ママは天才が欲しかったんだ。 「使って頂戴」 「いいけど。使ったら、感情本当になくなるよ?」 「感情なんて、勉強の役にたちません」 「ボクは感動して物事を覚えた方がいいと思うよ」 「この子は人形なんです」 「人形?人間だよ、」 ママは少年を睨む。