隣の人形


私は、制御なんてしたくなかった―。




コツ。
部屋に石が当たる。
誰だろう。

窓を見たら。

三基君!


三基君は包み紙を私に投げた。
中身は、

髪につけるリボンだった。

「あう、三基く」

「クッキーのお礼だよ」
そういって、彼は、馬に乗って去って行った。


馬に乗って移動なんて斬新だなぁ。