渡された赤ちゃんを抱くと真李亜は涙を流した。

「うっ……っ……私たちの赤ちゃんが今…目の前に……いるよ……」

真李亜は嬉しそうな顔で愛しそうに赤ちゃんを見た。

「あぁ、俺たちの子供だ。」

巧も涙を流しながら赤ちゃんを愛しそうに見つめていた。

すると外から皆が入ってきた。

「真李亜!!」

「お父さんお母さん、生まれたよ。」

万里子と李人は涙ぐみながら頷いてくれた。

「真李亜…。」

「真李亜ちゃん」

「ルカちゃん、ハリスくん、生まれたよ。」

「うん、「「おめでとう!」」

2人も涙ぐみながら微笑んで言ってくれた。

「真李亜ちゃん!」

「真李亜、巧…。」

「親父!?」

「お母様!!…来てくれたんですね!」