巧……早く来て!
それから先生と看護婦さんたちが来て、私は分娩室に入った。
「いいですか、ゆっくり息を吐いて下さい。」
「すーはー…」
何度か繰り返すとまた痛みが来て、深呼吸を繰り返した。
すると巧が分娩室に入ってきた。
「真李亜!」
「失礼ですがご主人ですか?」
「はい、真李亜は大丈夫なんですか!」
「はい、もうすぐ出ます。その間奥さんの手を握ってあげていて下さい。」
「わかりました。宜しくお願いします!!」
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