それから4人でお茶を飲みながら楽しいひとときを過ごしていると、絵梨が話題を変えた。

「真李亜ちゃん、そう言えば今貴女妊娠してるのよね?」

「…っ!ゴホッ、ゴホッ、は…はい!」

紅茶を飲んでいると突然の話にビックリした真李亜は噎せてしまった。

「あら、ごめんなさい!大丈夫?」

「はい、大丈夫です。」

巧に背中をさすってもらいながらゆっくりと返事した。

「私たちもいよいよおじいちゃんおばあちゃんになるのね♪」

「え?嬉しいんですか?」

「もちろん♪だって大事な息子と義娘の子ですもの。ね、魔裟斗!」

「うん……おめでとう、2人とも。」

今の今まで黙っていた魔裟斗が口を開いた。

「「ありがとうございます!」」

本当に今私は幸せだな…。

こうしてまた1つの幕は閉じた。