「朝までは普通にいつもと変わらず元気で何ともなかったのに……」 「ルカの話によると、少し前まで風邪っぽかったらしい……が、お前に心配をさせたくはないと言って黙ってたみたいだ。」 「っ……何でそれを言わなかったんだ。心配して当然なのに!」 ギュッ 真李亜の手をさらに強く握った。 すると扉が開く音がして振り向くと、ルカが立っていた。