俺はその子についていき、
校舎裏でその子は立ち止まった。
俺にも春到来か!?
とか思った。
「あ、あの…
いきなりすみません」
その子は小さい声で眉を下げながらそう言った。
その仕草が女の子らしくて、
男の俺から見たら、素直に可愛かった。
「ん、別に大丈夫。」
俺は愛想笑いをしながらそう言った。
するとその子は嬉しそうに小さく笑った。
顔に出やすいタイプだな。
「それで…本題なんですが…
私、1年4組の水瀬亜紀って言います!
入学式でみたときから、
蓮くんの笑顔が好きです
あの…それで……
おためしでもいいので、
私と付き合ってくれません?」