続 3人は学校の人気者



瑠衣くんってやっぱりすごいと思う…。


そう考えながら、ふと瑠衣くんを見ると、なぜかジーッと一点だけを見つめてる。

その視線を辿れば、私と魁くんが繋いでる手を
見つめていて、魁くんもそれに気付いたのか、パッと私から手を放した。


それを見て満足したのか、瑠衣くんは部屋の扉を開けた。


中に入る前に、魁くんがボソッと呟いたことは聞かなかったことにしようと思う…。


「はぁー…怖かった…」


なんて言っていた魁くんがちょっと可哀想と思ったから。


私のせいでもあるんだけどね…。