「あっ!なんならなるちゃんがおでこにキスしてくんない?それで痛いの治るから」


そんなので治ったら凄いよね…。


「バカ言ってんじゃねーよ、誰がお前にキスするって?」


瑠衣くんが、低い声で魁くんに言う。


「いいじゃん、瑠衣はなるちゃんといっつもキスしてるんでしょ?、それにキスって言ってもおでこだし」


ニコッと笑った魁くん。


魁くんの笑顔は人なつっこいなぁ…。


子供みたい。


「はい、そこまでだよ鳴海ちゃんが困ってるから教室戻るよ~」


良かったぁ、このまま続けてたらどうしようかと思っちゃった…。


零くん、止めてくれてありがとう…。