「す、鈴宮くん!あの、私たちも数学分からないところがあって…。良かったら教えてくれないかな?」 上から女の子たちの声が聞こえ私は顔を上げた。 そっか…。 この子たち瑠衣くんのこと好きなんだ…。 そう思うと少しだけもやっとした気持ちになった。 「悪いけど、鳴海に教えるので精一杯だから無理」 聞こえた声は瑠衣くんのもので、私は瑠衣くんを見た。 そのときの瑠衣くんの表情はなぜかすごく優しい笑顔だった。