続 3人は学校の人気者



教室に入ると、女子が一斉に私の方を向いた。


こ…怖い…。


だってみんな睨むように私を見るんだもん!!


だからあんまり教室にはいないようにしてるのに!


先生が来てからでも良かったんじゃないかな?


そんな考えを巡らせて私は席につこうとしたんだけど、瑠衣くんに止められた。


「まだ先生来てないし、こっち来いよ」


瑠衣くんはいつの間にか席についていた。


早いな…。


魁くんも零くんも瑠衣くんの近くにいるし…。


今はそっちにいる方が安心かもだけど、無理がある…。


だって女子の視線が痛いんだもん。


それに、魁くんにあんなこと聞いた後だもん…。


行けないよ…。