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半年程が経過してもカイルの様子が変わる事は無い。



一日中静かに過ごし、朝も昼も夜も、ただ時間が過ぎるのを待つ。



あれ以来、従人に何か言われる事もなかった。



いや、何も言われる事のないように、姿を見つけては逃げて避け通していたのだ。



そして今日。



礼服に身を包んだカイルは祭壇に立つ父とその隣に居る女性を呆然と他人事の様な目で見つめている。






「国王!王妃!おめでとうございます!」