バロスは試合前にいつも飲むBarのテレビでその話を聞いた。

そして、バロスは激怒した。

一緒に飲んでいた友人は、

「あのドームはもういい爺さんなんだ。大きなのっぽのフル時計なんだよ」

と彼をなだめたが、バロスは止まらなかった。

「子供達のためにコンドームが必要なんだ!」

彼の叫びと熱意はBar全体に響き渡った。

「We need Con Dome…」

その場にいた少年がぽつりと言った。

そして、それは繰り返された。

「We need Con Dome!」

そのBarにいた客どころか、外にいた人間も叫び訴えていた。

「We need Con Dome!!」

まるで彼に、バロスに思いを託すように。