僕、篠原博孝はどこにでもいる平凡な男子高校生…だった




格好良い容姿になんて興味がなかった

欲しくもなかった



女子にキャピキャピされるのなんて嫌だし




だから
今この現実は受け止め難い



「篠原くぅーんっ、今日放課後暇ぁ?」

「ダメようっ篠原君は私とデートするのっ」




いや“普通”は有り得ないんだこんなこと




そうだ…今起こってる全てのものがおかしいんだ



きっと明日の朝目が覚めたら全て元通りだ




だからそれまでの我慢だよ、僕






「篠原くぅ〜ん」









今日は一日保健室で過ごす事にした