―ああ、戻ってない


意外と冷静でいれる僕



自分の頬を右手で触れる





何のために僕は突然こんな顔になったのか

全然分からないけれど


色々悩んでいても無駄だ



自分の顔を鏡越しに観察する


「イケメンとやらを堪能しますかねぇ」


いやらしく口角を上げた





おはよう、“俺”




クスリと笑いを零し洗面所を後にした