私はとっさにバックをもって教室を飛び出してしまった。だってあんな環境にいたくないよ…。




「帰ろっと…。」






学校を抜け出したのなんて初めてで、知っている街も知らない街に見えたきがした。



人ごみが凄い。いつ人とぶつかってもおかしくはない。




ドンッ




ほらね?思ってる側からぶつかっちゃたよ。本当に、本当に今日はついていない。




「すいませ…ん。」




言葉を失った。



私がぶつかった人、目の前にいる人が、君だなんて…。




「だ、大地…?!」





大好きな君が目の前にいるなんて。錯覚だろうか?いや、きっと…。




「大地でしょ?!私だよ!愛美!」




でも返ってきた言葉は残酷で




「あんた、だれ?」



今日は本当についていなかった。