DOLL+〜ボロボロだった俺の女〜

「解りました。

では、藍様。
大変、急で申し訳ないのですが……」



「はい」



私は快く返事。

やましいことは、もうないから。



「……実はキャバクラで借金を返して欲しいのです」



「……分かりました」



藍は素直に返事。

その表情には
−−もう感情が無い。




まるで……DOLLのピースのよう。




人形こそが、彼女の原点−−−。