キョロキョロ見渡すけど、特に物は何も……… 「シュウト!!?」 部屋の端の方で、冷たいコンクリートに横たわっているシュウト そのシュウトは傷だらけで、見てるだけなのに痛さが伝わってくる。 私はすぐに立ち上がろうとしたけれど、頭痛のせいでドシンとコンクリに膝から転んだ。 でもたますぐに立ち上がって「シュウト!シュウト!」と傷に触れないように小さく揺すった。 「…ジュ…さ…」 辛うじて意識はあるものの、その傷だらけのシュウトは、マブタさえも色を変え大きく腫れ上がっている。