「お前こそ何してんだよ」
あまりに久々に会ったにも関わらず、核心には触れないあたりツカサらしい
「私?私は…」そう言葉を続ける前だった。
私の方が見えてるのに。正面に立っていたのに
「背後狙うとは良い度胸じゃねーか」
私より先に気が付いたのはツカサだった。その声と共にガンッと少しだけ鈍い音…最初は訳がわからなかった
目の前で見たにも関わらず、私はその音が何かを判断するには時間がかかって
「シュウト!ジュン!!」
そのツカサの叫びでやっと分かった。今の音は、鉄パイプがツカサの腕に当たった音なんだって。



