『今回は本気っぽかったのにねぇ~』 『結局は色んな女と遊びたいだけだろ』 だけどレツの悪口を言うことだけは許せない。 レツは何も悪くない。私が悪い… 『顔がいい奴は得だよなぁ~』 私が全部悪いのに、レツはそんな人じゃないのに… ブチッだかプツンだったかは分かんない。だけど私の中で何かが切れたのは確かだった。 私が言えた義理じゃないけど、思わず「あんたにレツの何が分かる!!」そう叫ぼうとした私の言葉は、出てくるほんの少し手前で飲み込まれ